塾主導の決められた宿題は出しません!
小学生が中学に上がるときの最大の問題。
それは、テストの受け方が大きく違ってくるということです。
単元テストから複数単元の復習テストへ。
今までの、習いたてでテストするパターンは、
通用しなくなくなります。
当然勉強の仕方を変えなければなりません。
復習の仕方が重要になって来ますが、
小学校の時の勉強法からなかなか卒業できない子供達が多いです。
たとえば授業の直後に復習しても、水がいっぱいに入ったコップに、さらに水を足すようなものです。
忘れないうちに、また覚えてもあまり効果がありません。
ところが、一週間くらいたって復習した場合は、
かなり忘れているはずです。
そこでタイミングよくもう一度思い出すわけですから、
これなら2回勉強したことになります。
つまり、再びコップいっぱいにしたことになります。
明石の尾方塾の小学生はこれを私の判断で行っています。
授業は基本的に新しいことを進めていくのですが、
生徒の授業の様子から「たぶん、忘れるころかな」と気づいたら、
昔のプリントをこっそり差し込みます。
「なんか、見たことあるー」
とかぶつぶつ言いながら、どんどんこなしていきます。
「人間は、忘れるから覚える」のです。
「ああ、そうだった!」と思い出すから記憶に定着します。
中学の復習法を先取りしながら、
今勉強している算数も二度三度と
定着させていきます。
なので、明石の尾方塾は小学生に決まった宿題は出さないのです。(ただし、生徒が自主的にする宿題は推奨しています。)