新しく中学生になるお子さまをお持ちの保護者さまへ②

子どもは悪くない!

お父さん、お母さん達は、

例えば算数の「分数」は何年生で

習ったか、覚えていますか?

「多分、上の学年…」

はいそうです。

小4で習い始めたはずです。

では…お子さんは?

なんと、今のお子さんは

小2で習い始めているのです。

その昔、学校教育において

「ゆとり時代」と言われる

暗黒の時代がありました。

これが、失敗で、

子ども達の「学力低下」を

引き起こしたこともご存じだと思います。

では、ということで「厳選?」された

算数の指導内容は「ゆとり時代」以前に

戻されました。

学校の先生の週休2日はそのままでした。

授業時間が変わらないのに

もとの内容に戻すことができるのか…

教科書会社のHPにこんな説明がありました。

学年間の学習をスムーズにつなげ,

知識・技能の確実な習得をはかるため,

上級学年の内容の一部を,

下学年で素地的に学習する

「スパイラル」の形式も

取り入れられました。(大日本図書HPより)

この、

「上級学年の内容の一部を,

下学年で素地的に学習する」

というのが問題なのです。

「分数」でいえば

小2で

小3で

小4で

小5で

小6で…と

小出しにチョコチョコと勉強

していきます。

前回お伝えした「短期記憶」で言うと、

今の学年の「分数」が消去されたころに

また、次の学年の「分数」を習うのです。

これをご存じでない保護者様が

ほとんどではないでしょうか?

塾の先生でも分かってない方が

多いと思います。

子どもは悪くないのです。

学び方が悪いのです。

と言っても、教科書は変えられないので、

塾で、学び方を変えなければなりません。

こんな風に6年間習ってきたお子さんです。

お勉強「大丈夫かしら?」と

疑って頂くのをおススめします。

残念ですが…

なので、当塾では

中学準備は、安易な先取りはせず、

「復習」からスタートさせるのです。

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このブログを書いた人

尾方一夫のアバター 尾方一夫 尾方塾 塾長

安易な方法を教えず、正攻法で臨みます。

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