昨日、
生徒と話していて驚いたのですが、
6月のJuneを人の名前だと思っていたとのこと。
私からすれば
考えられないことなのですが…
その時はお互いに笑って、
正しい意味を教えましたが、
案外こんな些細な気づきを
周りが与えられないことが
成績が上がらない
原因なのかもと感じました。
ただ、気づくのは、
生徒自身では無理で、
塾などで他人とやりとりしないと
わからないことだとも思いました。
忙しい保護者様は、
子どもとコミュニケーションする時間が
取れない悩みがあると思います。
小学生でも
スマホを持っていて
家にいるときでさえ、
お母さんにLINEで
要件を伝える子どももいます。
ところが、
ある脳科学の研究では、
読み書きの能力の基本は
「発話能力」
だということがわかっています。
子どもの脳は、
まず発話する脳から発達し、
その脳の同じ部分を応用して
言葉を読んだり
書いたりするそうです。
塾で教えている立場で
すごく納得できます。
学校で音読の宿題が出るのは、
言葉を声に出すことが
言語習得にとって重要だからです。
子どもに「語彙力」(常識力)を
身につけてほしいと思った時、
まず、
「本を読みなさい」と言いがちですが
それよりも大事なことがあります。
「対話」を重視することです。
「言葉」を使うことです。
そして、
使った「言葉」ついて
周りがフォローしていくことです。
塾も含め、
周りの大人が
子どもとの対話を
面倒くさがらないことが
学力を伸ばす
基本になると思っています。