長年中学生を指導して感じていることは、
中1・2生は夏休みの学習を間違って捉えているということです。
何が間違っているかというと、
「中3になってからで十分」
と思っているということ。
しかし、
私の経験から言わせていただくと、
「中3から頑張ろう」と考えていても、
本当に結果を出すのは難しいのです。
なぜなら、
中3からでは
勉強時間が圧倒的に
足りないのです。
そこで、
中1・2生の夏が大事だということを
知ってもらうために、
中1の夏前に体験に来てくれ、
入塾前85位→中3現在15位と
大きく伸びてくれたHさんのことを
紹介したいと思います。
入塾当時は、
英単語が全く覚えられない状態でした。
英単語の音と綴りを紐づけするために
簡単なフォニックスで一つずつ音声を
聴きながら覚えてもらいました。
夏の頑張りで
次第に、英単語も書けるようになり、
英単語の暗記を克服したら、
良い影響が他の科目に波及し、
一気に5科目の順位が上位にいきました。
中学1年生と中学2年生は、
中学の基本的な学力を身につけるための
とても重要な時期です。
数学の基本的な計算スキルや、
理社の基礎知識、
英単語、基本文法の知識は
高校受験の基盤となります。
夏期は長期の休暇を利用して、
毎日一定の時間を学習に当てる
習慣を形成する絶好の機会です。
弱点を集中的に克服し、
継続的に学習することで、
中3で大きく伸びる
基盤ができるのです。