「個別指導」とは全く違う方法

「個別指導」と呼ばれる塾を

いろいろなところで見かけます。

一般に「個別指導」と言われる塾では、

1対2で生徒さんを指導しています。

一人の生徒さんに教えている間は

もう一人の生徒さんに課題を取り組ませ、

講師は二人の生徒さんの間を

行き来しながら教えるわけです。

一人につきっきりの場合と違い、

関われる時間は

半分にはなりますが、

集団指導と比べれば、

はるかに多くの時間、

一人の生徒さんに関わることができます。

だから、根強い人気があるのだと思います。

ところが、

例えば、

それが「1 : 3」になった場合を

想像してみてください。

「1 : 2」で時間が2分の1なら、

「1 : 3」では、

3分の1になるかと言うと、

そうはなりません。 

3名の中に本来ならつきっきりで

指導を受けたほうが良いと思われる生徒さんが

1名でもいると、

授業がスムーズに進みません。

公平な時間配分で教える事ができず、

他の2名の生徒が割を食うことになります。

そうなると、それはお約束と違ってきます。

さらに「1対4」は…となります。

そして、それ以上に問題なのが、

初めにすぐに問題の解説をしてしまうことです。

生徒がテスト時のように、

とりあえずは自分で考える

ということをせずに、

問題の解説をしてしまうと

少しでもわからなくなったら、

すぐに答えを確認しないと

不安になって、

先に進めないということになります。

これでは、

自力でどんどん問題を解いていくことが

できなくなり、

常に教えてもらわないと

気がすまないと思うようになってしまいます。

尾方塾の新規お問い合わせの時に、

そんな「個別指導」塾さんのことをよく聞きます。

尾方塾は

自分で「分かる」「できる」ことに

重点をおいた

他に例を見ない密度の濃い指導だと

密かに自負しています。

できるだけ自分の力で理解し演習する。

本当に分からないところだけを

しっかり個別に質問する。

なので、クラス指導の緊張感がありながら

説明が「分かる」だけの個別指導とは

ぜんぜん違うのです。

ただ、

いままで勉強について、

依存心が強くなる「個別指導」を

受けてきた生徒さんは、

最初は戸惑うかもしれません。

期末テストが終わると

早速7月から

夏期体験に参加してくれた

中1の女子生徒さんが

2週間体験したところで

8月からの入塾を早々に

決めていただけました。

個別指導ではないのに

自分で「分かる」「できる」勉強に

手ごたえを感じていただけたようです。

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このブログを書いた人

尾方一夫のアバター 尾方一夫 尾方塾 塾長

安易な方法を教えず、正攻法で臨みます。

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