人間の脳は自分にとって大切なものだけを記憶します。
大切でないものも、
全てを覚えるというのなら、
脳がパンクしてしまいます。
ですから、
人間は大切なことのみを、
脳の中に残してしていくのです。
ただ、脳の中にきちんと残すには、
「覚えるぞ」と決めて取り組む必要があります。
意図的に暗記をしないと、
脳の中に残らないのです。
たとえば、理科の用語を何度も書いたり、
年号を何回も言葉にしたりなど・・・
こんな作業が必要になります。
そんな理由から、
明石の尾方塾では講習会ごとに、
暗記特訓を行っているのですが、
この夏は、中学生に混じって、小6の塾生も参加。
この小6の塾生くんですが、初めは目でみて覚えて、
ある程度覚えたら書いて答えるという、
ごく普通の覚え方ですが、
多くの中学生を差し置いて、
一番最初にチェックテストを受けに来ました。
暗記が早くて得意な子は、
とにかく作業に慣れています。
自然に、
「暗記のトレーニング」を積んでいるというわけです。
トレーニングを積むことで、
脳の中の神経が強化され、
結果的に暗記が早くなります。
暗記力というのは
「暗記のトレーニングをした回数」
ということになります。
そういえば、
漢字以外は小学生は暗記をしませんね。
早くから暗記に慣れさせることで
中学からの伸びが違うなと、
改めて感じさせられた出来事でした。
明石の尾方塾の小学生達には、
理科・社会の塾用テキストを渡してあって、
日常から用語の暗記等に取り組んでいます。
早くから中学の勉強法に、
慣れさせてあげること。
これも小学生の通塾の大きな目的の1つです。